ペトロカッターはタンク内に防爆材料が詰められているためタンクの爆発はありませんが、可燃性ガスを利用したガス溶断は、タンクの爆発が人命に関わり、逆火が作業者にヤケドなどの負傷を負わせることにあります。
作業者への安全
手元に戻るバックファイヤーがないので、安心して作業ができます。
トーチの先端まで液体であることで、逆火は火口内で止まります。
アセチレンやプロパンのような可燃性ガスは、逆火するとトーチから手元へと炎が戻ることがあるので、ヤケドにつながります。
※ ペトロカッターの仕組みは、ホース内・トーチ内をガソリンが液体で流れることが重要であり、アセチレンボンベの前に設置する水封式安全器と同様な仕組みであり、更に防爆材料と共にタンク爆発を防ぎます。
作業現場ほか近隣地域への安全確保
- 弊社のガソリンタンクには、防爆材料が詰められており、液体ガソリンが一度に気化しない構造になっているので、爆発の心配がありません。(防爆材料が入っていない競合品がありますのでご注意ください。)
タンクに穴が開きそこに火が点いたとしても燃えるのみで、爆発はしません。 これもまた、アセチレンや、プロパンと大きく違う安全性であり、ガソリン酸素溶断機の開発における最重要項目です。但し、タンク外にこぼれたガソリンは、早急に処理することとして下さい。
- タンク内の防爆材料は、静電気を消去します。
作業時の安全
- ガソリンタンクへの加圧はしません。
従来の加圧して押し出すのではなく、混合酸素の流れを利用してガソリンを火口まで引きこむシステムです。
- ガソリンタンクは直立に置き、無圧状態で使用しますので、戸外など環境温度によってガソリンタンクの内圧力が上がることはありませんが、保管状況とガソリンの残量によっては多少の内圧変化ある事もありますので、作業再開時には、ガソリンバルブは締め、給油口をゆっくり少し開いて内圧を開放して下さい。
- 作業時のタンク内は、外気を取り入れている状態であり、タンク外へ気化ガスが出ることも無く、内圧も上がりません。
- タンクは安定感のある形状で、2mm厚の鋼板で丈夫に作られていますが、必ず直立で使用します。
(一般の携行缶は、ほとんどが0.8mm厚)
- ホースが切れた時、調整炎か消えますので、気づいたらすぐに、トーチのガソリンバルブを閉め、両方のホース切り口をタンクより上方に持ち上げてください。持ち上げると、ガソリンの流出はとまります。そして、ガソリンタンクのバルブを 締めて下さい。無加圧なので飛び散る事はありませんし、アセチレンやプロパンのように、ホース内に火が入る事もありません。
- 液体ガソリンは目視できるので、アセチレンやプロパンより早い対処ができます。
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