無加圧式なのでポンプアップの必要がありません

加圧式とのシステムの違い

従来のガソリン酸素溶断機(oPetrol)は、ガソリンタンク内の空気層に加圧して、ガソリンを押し出すシステムでしたが、無加圧式ペトロカッターは、ガソリンタンクに加圧する事は無く、混合酸素の流れと火口内真空構造にて、ガソリンを引き込むシステムです。

ガソリン溶断機の特徴

経済性

ガソリン9L〜10L(約1600円〜1750円)≒アセチレン7kg/1本(約13000円〜28000円)

作業性

手押し作業も無く作業開始、終日加圧なし
ポータブルで移動が簡単、高所作業は移動が必要
タンクは10L満タンで12kg・3L満タンで4kg
トーチは約700gまでの軽量
365日調達可能なガソリン使用
3本の溶断トーチと9本の火口

切断能力

無加圧式で3~300mm切断可能
速くてきれいな切断面(100%の燃焼効率)
厚物・重ね切りに驚く威力
さびや亜鉛メッキのハネが少ない
高カロリーが、効率アップする
綺麗な断面
鋳鉄水道管
大型トラック・バネ7枚重ね
ある種の鋳物
コイル状亜鉛引き鋼版
300mm
200mm丸棒
マンガン鋼

はじめてペトロカッターをご使用の前に

従来のガス切りとの違い
1.燃料としくみの違い

アセチレンやプロパンは、ホース内よりガス状で出てきますが、ガソリントーチは、トーチの先まで液体で進み、火口部分でガス状になるしくみです。
(逆火炎は、トーチの先で止まるので、手元に戻る逆火はありません)


2.燃料バルブの位置

アセチレンやプロパントーチとは、燃料のバルブの位置が異なりますので注意してください。

着火方法の違い(通常時)
1 酸素混合バルブを180度以上開き、ガソリンバルブを少しづつ開いて、白いミストになるのを待ち、そのミストに着火します。
2 着火したら、ガソリンバルブをその位置で止めます。
3 次にガソリンバルブをゆっくりと開いていくと、音が大きくなり、炎心に濃いブルーの王冠が現れます(3~5ミリで調整)。炎が弱いときは、混合酸素多く出して流れを強くし、ガソリンバルブで調整します。
火口の先端を廃材等に斜めに押し当て、輻射熱で暖めると早く調整ができます。
4 火口先端に赤い火が消えるか消えない程度で、炎心が3~5ミリできていれば作業開始できます。
カロリーの違い

ガソリン炎は、アセチレンの4倍、プロパンの2倍ものカロリーがありますので、炎が明るいですし、音も大きくなります。

プラスのメリット

ハネが少ない(サビ、亜鉛引きは特に)
1~1.5cm以上離しても切れるので、火口の保護になる
厚もの、重ね切りに威力がある
ダクタイル、マンガン鋼や一部の鋳鉄も切断可能です
再加熱が早い
※取扱説明書をよく読み、その違いを理解し、多少の練習をすることをお勧めします。
ページのトップへ